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希望の国のエクソダス-村上龍

希望の国のエクソダス

簡単に感想を。

この本をよんで、感じたのが、子供の力だと思う。村上さんはとても子供に対して興味があり、多くの本でそう書いている。子供は怖いとか、何を考えているのかわからないということではなく、将来のことをかんがえて、期待しているという感じだ。

村上さんは未来へのメッセージを書かれているようにも感じた。 おまえらには未来があるから希望を追えよ みたいな感じ。

この本を読んでいて、他にもいろいろなことが頭にうかんでは消えた。 確認したのが、私自身がお金持ちになりたいとか、成功したいという気持ちとはちょっと違う気持ちを持っているということだ。私は自分にあった生活がしたいと考えていて、収入が多ければ多いなりの生活でいいし、苦しければ苦しいなりの生活でいいということだ。最低限したいことは、のんびり深呼吸することと、本を読めること、音楽をきけること、ちゃんとご飯が食べれることだ。 それだけできればとりあえず、幸せだと思う。

あと自分に子供ができるとかわいいんだろうなぁとも思った。 ASUNAROが環境活動や社会福祉に対して貢献しているくだりで、だれかの為になにかをするというのは、楽しいしやりがいもあるけれど、自分の為になにかをするよりも楽なんだろうなとも思った。私は自分の為にと思ってもあまり力がわかない笑。

すこし前の目標に、なにもしなくても定期的に収入がはいる仕組みをつくろうというものがあった。月30万ぐらいが永久的に入る仕組み。ASUNAROが目指した地域通貨という考え、日本からの独立という考え、これもぜひやってみたい。地球の為にという考え方もたのしそうだ。

まぁ、実際に何ができるかは別として、楽しそう、わくわくするという気持ちは大事だと思う。主人公、名前はわすれたが、ポンちゃんに北海道に移住するのはどう?と聞かれてこたえたのもわくわくするというものだった。

毎日生きていくなかで、なにか目標がないと気が抜けてしまうのも確かだが、今の私はとてものんびりしている。それにとてものんびりしたい。ぼーってしたいね。