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伊藤 直也-インターネット時代のエンジニアの価値

CNET Japan Blog - 梅田望夫・英語で読むITトレンド:インターネット時代のエンジニアの価値

今回の話はとてもおもしろかったです。

それがいまや、Perlを自在に操りオブジェクト指向デザインパターンを駆使して美しいフレームワークをも完成させるほどの技量の持ち主。
人月計算という計算方法があります。あるシステムを構築するにあたって、「このシステムは10人月だから、1人月100万円として1000万円だね」といった会話がなされます。そのシステムを作るのに10人分の労力がかかるから1000万円ということです。この会話に違和感を覚える人も多いはず。そこには、各個人の能力というものが一切考慮されていません。しかし、IT業界においてはこの人月計算がシステム構築コストを算定するにあたっての標準的な物差しです。
例えば、Perl における CPANJava .NET におけるクラスライブラリ群などの高度に抽象化されたライブラリを用いるプログラミングスタイルが当たり前になり、かつ Strutsに代表されるようなフレームワークを用いた設計が一般的になりつつある昨今、プログラマが才能やセンスという、学習によっては身につけにくい分野で力を発揮しなければならない機会はどんどん減ってきています。「何かがしたい」と思ったときにそれを実現する部品としてのライブラリはすぐそこにあります。開発のための方法論はフレームワークが規定してくれます。 インターネットの普及が、エンジニアの相対価値を平均化してしまったのです。