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保守の21箇条

第12年度SMSG報告Dグループ

保守の21箇条

一.保守者はシステム開発のすべての工程を短期間で行う技量が必要と心得よ。.. 1 二.ソフトウェア開発の教育のみを行っても保守者育成には不十分と心得よ。.. 2 三.保守担当者が将来に不安を持たないようなキャリアパスを確立し,提示すべし。.. 2 四.保守はシステムの現在と未来の課題に対するソリューションサービスであると心得よ。 2 五.開発と呼ばれているソフトウェアの作業も保守であることが多い.. 3 六.システムライフサイクル中で保守プロセスの期間が最も長いことを再認識せよ.. 3 七.保守作業は規模の大小・期間の長短に関わらず,担当者任せにするべからず.. 3 八.保守対応費用の請求先はその発生原因によって異なることに注意せよ.. 4 九.保守作業にコンカレントエンジニアリングが必須と心得よ。.. 4 十.保守履歴を丹念に分析すれば,今後の保守案件の発生予測が可能。.. 4 十一.経済情勢の変化が激しい今は,保守案件が増加すると予測せよ.. 4 十二.システムの状況は個々に相違あり。保守部門自らが現状認識し保守戦略を立てよ.. 5 十三.開発担当者が片手間に保守作業しているような状態を作るべからず。.. 5 十四.開発部門とは独立した部門が保守すれば,開発部門の品質は上がる。.. 5 十五.保守部門は職務分掌を明確にして,組織として行動すべし.. 5 十六.保守コストを下げるためには最もコストのかかる作業(事前調査とテスト)の効率化を第一優先にすべし。 6 十七.保守案件単位に最適な共同レビューを実施すべし.. 6 十八.保守案件の多いシステムは低品質ではなく,ユーザが積極的に利用していると考えよ 6 十九.開発者が保守しなければならないのは,開発品質が悪いからである。.. 6 二十.保守の戦略や計画の立案及び保守作業の環境整備に力を入れよ.. 7 二一.開発者から保守を引き継ぐ際,開発者から保守性の設計思想を出させるべし