s

週間こどもニュースの池上彰さんのお話

池上彰さん ジャーナリスト 「ニュースを本当に理解できていますか?」

週間こどもニュースの池上彰さんのお話。

我々は、「政府は…」ってこう普通に言っていますよね。でも、政府って何、って言われると、政府を子どもにわかりやすくするためにはどうしたらいいんだろうと、こう思うわけです。すると、自分は政府ということを本当に曖昧な概念しか持っていない、本当にきちっと説明できるだけの知識を持っていないことに初めて気がつくわけです。愕然とするんですね。
逆に大体わかっていて、詳細定義を知らないからこそ、みんなにとっての共通言語である専門用語で話していた。専門用語を使わないようにと思ったら、中身がすかすかだったっていうことに気がついた……。

こういったことは、ITの世界でも同じことが言えます。3文字の略語とかは使えてもそれって何ってつっこまれると薄っぺらい回答しかできない、それが今の私です。

それを解決する為に疑問に思ったことはどんなことでもわかるまで調べる、調べて分かった気になったら人に説明してみて理解してもらうというその繰り返しで覚えるというプロセスが必要になってきます。でも時間と根気が必要なのでなかなか難しいのですが、これをしないと技術者としてはやっていけないと思っています。

仕事中心で仕事第一なら楽しくこのプロセスを繰り返せますが、この中に趣味とか仕事以外のことが含まれると半々にしないとどちらかが犠牲になるというか、バランスの良くない生活になってしまいます。それに会社から帰って家でも仕事のことを考えてばかりいると息抜きできず、逆に仕事に悪影響をおよぼすということもなんとなく経験上わかっています。

だから会社にいる時は100%仕事、会社以外の場所では100%仕事以外と切り分けることが大切だと思っています。

また池上彰さんの話に戻ります。

大人だったら、「いや、日銀が勝手にお札を発行したらね、これインフレになるんですよ」って言いますでしょ。でも子どもには、どうしてインフレになるってことを説明しなきゃいけない。銀行がお札をいっぱい発行すると実はインフレになるんだっていうことを、子どもにわかるように説明しなければいけない。あわてて経済学の本をみんなひっくり返したんですよ。どこにも書いてないんです。

「日銀が勝手にお札を発行したらインフレになる」っていうのは、お金の絶対量が増えると増えた分だけだれかがそれまでより多くお金を持つようになってその結果今までより高いものでも買えるようになるということは売れるようになるから物の値段が高くなります、ということだと思うのですが、逆にお金の絶対量を調整すれば物価の上下はおこらないのかといえばそんなこともありません。景気がわるいといえば消費が冷え込み物価が下がらないとだれも買わないから物価が下がるという現象もあります。そこでさらに疑問に思うのが景気がわるいっていうのはどういう状態っていうことです。

という感じで疑問が次々にわいてきて、楽しくて仕方がない反面、これだけの疑問でも今日一日はかかりそうっていう感じ。 仕事中なのでとりあえず今はここまで。。